ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(14)

「平和を求める祈り-ウクライナとロシアを覚えて-」について 去る2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻をしました。このことは、どのような理由をもってしても決して容認できるものではありません。 特に、この度、ロシアのプーチン大統領が核抑止部隊に特別態勢を取るように命じたことについて、世界で唯一の被爆国である日本にあるキリスト教会として、何としても最悪の事態となることを防がなければなりません。 そこで私たちは、「悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求めよ。」(ペトロの手紙一 3章11節)とのみ言葉に聴き従い、ロシアの軍事侵攻を押しとどめることができなかった私たち自身の罪を深く悔い改めつつ、ウクライナからのロシア軍の即時撤退を求め、世界宣教委員会が作成した「平和を求める祈り-ウクライナとロシアを覚えて-」を共に祈りたいと思います。 なお、世界教会協議会(WCC)や日本キリスト教協議会(NCC)などが、ロシアの武力行使を非難し、戦闘の終結を呼びかける声明を発表しているほか、台湾基督長老教会(PCT)などが、ウクライナへの軍事侵攻を即時停止することを祈る祈祷会の開催を呼びかけており、私たちもこの祈りにおいてその呼びかけに応答したいと思います。2022年3月2日(灰の水曜日)日本基督教団 総会議長 石橋秀雄 平和を求める祈り―ウクライナとロシアを覚えて―主なる神よ私たちは罪の中に住む者、そして罪人である私たちの共同体もまた、罪を犯します。あなたの聖なる火で私たちを清めてください。あなたを…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(13)

■立教大学総長メッセージ立教大学総長 西原 廉太 私が大切にしている絵本の一つに、『てぶくろ』と題されたものがあります。日本では1965年に福音館書店から出版された、ウクライナの民話をもとにしたお話です。半世紀以上にもわたって日本でも愛され、読み継がれている絵本ですので、みなさんも幼い頃に読み聴かせてもらった記憶があるかもしれません。この絵本を作ったエウゲーニー・M・ラチョフはキエフ美術大学のデザイン学部で学びました。物語はこうです。おじいさんと子犬が森を歩いていました。おじいさんは片方の手袋を落としてしまいます。すると、ねずみがその手袋にもぐり込み、そこで暮らすことにします。そこに、かえるがやってきて、「わたしも入れて」と願います。ねずみは「どうぞ」とかえるを招きいれ、その後、うさぎやきつね、いのしし、おおかみ、最後にはくままで入り込み、小さな手袋がはじけそうになりながらも、みなが少しずつ場所を空けて、譲り合い、温かさの中で過ごします。ウクライナは、歴史的にさまざまな民族や国家の狭間の中で翻弄されてきました。『てぶくろ』という絵本は、誰しもが排除されることなく、居場所が与えられながら、共に生きるというウクライナの人々が理想とする社会が描かれていたのではないかと思います。今、ウクライナの地では、その理想とは真逆の事態が進行しています。ウクライナの子どもたちの、恐怖の中での涙や叫びが響きます。大切な<いのち>が奪われています。立教大学では、昨年春に、「立教大学ヒューマン・ディグニティ宣言」を公表し…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(12)

■国際基督教大学学長声明国際基督教大学(ICU)は、第二次世界大戦の悲惨を反省し、恒久平和を希求し、国際社会において平和を築く人を育てるために献学(設立)された。 その理念のもとに集う我々は、ロシア軍がウクライナに対して行なっている軍事侵攻に、大学として「否」を表明する。 ロシア国内でも戦争反対のデモが行われていると報道されているが、ロシアの政治体制下では大きな力を持つことは難しいかも知れない。けれどもロシアにも平和を希求する人々は大勢いるはずだ。 我々は、平和を求め、平和を築くために努力する人々と連帯する。我々には何ができるだろうか。平安を祈ること、侵攻への反対の声をあげること、苦しんでいる人々への支持を表明すること。それは、日常の生活の中で示すことができる抵抗の形である。 平和とは戦争のない状態。我々は平和を要求する。武力によって他国の主権を蹂躙し、そこに住む人々の日常を破壊し、恐怖と不安を生み出し、人間の権利をないがしろにする暴挙に反対する。2022年2月28日国際基督教大学・学長 岩切正一郎

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(11)

■日本YWCAわたしたちはロシア軍の即時撤退と対話による解決を強く求めます~ロシアのウクライナ侵攻に対する日本YWCA声明文~日本YWCA会長 藤谷佐斗子総幹事 尾﨑裕美子 日本YWCAはロシアによるウクライナへの侵攻と、プーチン大統領による「核兵器を使用する」との威嚇に対して、強く抗議します。 わたしたち日本YWCAはアジア・太平洋戦争時、「隣国を威嚇することで平和をつくりだせる」という流れに逆らえず、侵略戦争への道を突き進みました。戦後、その歴史を深く省み、同じ過ちを繰り返さないという決意のもとに、「『核』否定の思想に立つ」ということを重要な活動指針の一つとしてきました。 プーチン大統領は「ロシアは世界で最も強力な核大国の1つだ」と発言しました。それに対し、広島の被ばく者は「核を脅しの道具にすること自体が許せない」と憤っています(2022年2月26日朝日新聞)。わたしたちは「ひろしまを考える旅」を50年の間重ね、核兵器の被害と加害国としての責任を学んできました。その中で語られた「核兵器は、人類が人類に対して犯した最大の罪である」との被ばく者の言葉を深く受け止めています。核兵器の使用は決して許されてはなりません。 ロシア軍によるウクライナ国内の幼稚園や子どもの施設への爆撃も報道されています。このような民間人への攻撃、ましてや武器を持たない子どもたちに対する攻撃は残虐な行為です。 ロシアは明確に、国際法にも国連憲章にも違反する道をあえて選び取りました。わたしたち日本YWCAは、武力によらない平和を…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(10)

■日本同盟基督教団ウクライナのための祈りの呼びかけ「苦しむ人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから、今、わたしは立ち上がる。」旧約聖書・詩篇12 篇5 節私たち日本同盟基督教団は、教団宣教130 周年記念宣言において次のように言い表しました。「私たちは、暴力と抑圧にさいなまれている地に正義と平和が打ち立てられるようにとりなし祈ります。」今、ウクライナの地がロシアによる軍事侵攻によって暴力にさらされています。私たちは、このような現状を深く憂い、彼の地に正義と平和が打ち立てられることを願いつつ、以下のように祈りを呼びかけます。ロシア軍による軍事侵攻が即時に中止され、停戦が実現するように。ロシア軍が撤退し、人々の安全が確保されるように。ウクライナの秩序が回復し、安心が取り戻されるように。難民化している人々が必要な保護と支援を受けることができるように。各国が各々の利害や思惑を越えて、平和のために働きかけることができるように。混乱に便乗した軽率で迂闊な議論に流されず、誤情報や扇動に惑わされることがないように。憎悪や復讐の連鎖が増幅することのないように。核兵器による威嚇とその使用が絶対に封じられるように。平和を求める私たちの祈りに主が答えてくださるように。主が立ち上がり、御手を動かしてくださるように。「主は地の果てまでも戦いをやめさせる。」旧約聖書・詩篇46 篇9 節2022 年3 月1 日日本同盟基督教団理事会理事長 朝岡 勝

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(9)

■日本福音同盟(JEA)理事会JEA 加盟教団・教会・団体の皆さま「ウクライナのための祈りの要請」「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」(マタイ 5 章 9 節)主の御名を賛美いたします。いまだオミクロン株による感染が続く中、対応に追われながら、福音の働きに勤しんでおられることと存じます。この度、JEA 加盟団体の皆さまにウクライナのための祈りに加わっていただきたく、お願いをお送りさせていただきます。2 月末からウクライナ情勢が緊迫し、連日の報道にあるとおり、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。私たちはロシアの軍事行動に対して深く憂慮し、このような侵略行為に対して反対を表明します。またウクライナの人々の苦しみを覚え、悲しみをともにしつつ、連帯を表明します。何よりもウクライナのクリスチャンの方々、また反戦の意を表しておられるロシアのクリスチャンの方々、そして世界のクリスチャンとともに祈りによって連帯することを表明します。エヴァンゲリカル・フォーカス・ヨーロッパによると人口 4413 万人のウクライナには、2%(約88 万人)の福音派クリスチャンがおられ、その他にローマ・カトリック教会、ウクライナ正教会の方々もおられます。私たちは、ウクライナの主にある兄弟姉妹とともに立ち、祈りによって連帯します。JEA に加盟する教会とクリスチャンが一つとなって、全世界の教会とともにウクライナの方々のために、またウクライナにいる主にある兄弟姉妹と教会のために祈りをささげましょう…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(8)

■メノナイトウクライナの姉妹兄弟を覚えてロシア軍がウクライナに侵攻し、戦争に抗議し平和を祈る動きが世界に広がっています。2018年現在、ウクライナではメノナイト・ブレザレンをはじめ、11のアナバプテスト系教会が500人弱の信徒を擁しています。メノナイト世界会議(MWC)のネルソン・クレイビル会長は、1月28日と2月25日に書簡を発表し、ウクライナおよび全世界のアナバプテスト系諸教会に祈りと連帯を呼びかけました。内容は以下のとおりです。「世界の再洗礼派メノナイトのクリスチャンへ」これはウクライナの平和を祈る呼びかけであり、外国からの軍事介入の威嚇に晒されながら生きている現地の再洗礼派クリスチャンの安否を祈る呼びかけです。かつてウクライナには大勢のドイツ語を話すメノナイトの信者がいました。ほとんどの人が19世紀と20世紀の政治的な激動の中で移民したり、強制的に退去させられたりしました。今日ウクライナにはなおいくつかのメノナイト教会の協議会があります。2014年以降、ウクライナ東部の交戦状態の時でも、メノナイト・ブレザレン教会の指導者が平和作りと救いの為の進む手がかりとなってます。この数週間、ロシア軍がウクライナ国境に接近し、今にも介入する恐れが高まっています。どうか、ウクライナ、ロシア、そしてこの紛争に関わる全ての諸国の平和の為にお祈り下さい!この困難な時に働くウクライナ教会の為に、お祈り下さい!(1月28日)「ウクライナのメノナイト教会の姉妹兄弟たちへ」世界中の再洗礼派メノナイト教会はウクライナの皆…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(7)

■世界YMCA同盟・ヨーロッパYMCA同盟からの同時声明(2022年2月23日)世界YMCA同盟         ヨーロッパYMCA同盟この数週間、YMCAのウクライナとロシアの仲間たちは、グローバルなパートナーから寄せられたサポートや連帯のメッセージに深く感謝しています。YMCAに連なる私たちは、現状を見守り、若者のエンパワーメントに焦点を当てた組織としての懸念を表明する一方で、人間の尊厳と安全を守り、人々を団結させるという使命のもとにいます。世界YMCA同盟はヨーロッパYMCA同盟を通じて、両国のYMCAの仲間と緊密に連絡を取り合い、状況の把握やグローバルなYMCA運動が地域、国、国際のそれぞれのレベルで果たすべき役割について協議をしています。様々な背景を持つユースを巻き込んだ平和に焦点を当てたヨーロッパYMCA同盟の伝統的な取り組みが、今、より重要なものとなっています。それは、私たちはミッションに基づき、長年にわたって平和構築プログラムを実施し、ユースをエンパワーメントし、彼らの生活にプラスの影響を与えることによって、和解と紛争の平和的解決のための空間を創り出してきたことです。世界YMCAと各地域同盟、そしてそこに加盟する各国のYMCAは、これからも平和への理解と和解のための場を創り続け、若者はお互いの違いを認め、尊重することを学んでいくでしょう。私たちは平和のために小さな一歩を踏み出し続けながら、世界中で紛争が起こっているすべてのコミュニティに思いを寄せ、祈ります。Over the pas…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(6)

■世界YMCA同盟https://sites.google.com/japanymca.org/disaster/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8Aウクライナの情勢が非常に深刻な事態に陥っています。ウクライナ、ロシアの両国に一日も早い平和が訪れるよう、YMCAの仲間として共に祈りをあわせたいと思います。◆世界YMCA同盟総主事 カルロス サンヴィー氏からのメッセージ(2022年2月25日)親愛なる世界のYMCAの皆様へ2022年2月24日、私たちが実現しないことを心から望んでいた武力衝突の始まってしまいました。世界YMCAは、ウクライナへの侵攻という生命と生活の喪失につながる対立に愕然としています。すでに何千人もの人々が自宅からの避難を余儀なくされ、多くの一般市民や幼い子どもたちまでもが戦火に巻き込まれているのを、私たちは目の当たりにしています。私たちは、国際的な意見の相違があっても戦争が解決策になることはないと強く信じています。外交的な解決策が見つかること、あるいは武力紛争が一刻も早く終結することを強く願っています。この数週間、私たちはヨーロッパYMCA同盟とともに、YMCAウクライナとYMCAロシアと連絡を取り合い、どのような支援ができるかを検討しています。2月23日には、私たちは世界YMCAとヨーロッパYMCA同盟が、YMCAウクライナとYMCAロシアに寄り添うという声明を発表しました。 この紛争の影響を受ける可能性のあるYMCAを危険…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(5)

■カトリック正義と平和協議会Prot.No SC-JP22-012022年2月25日声明文 ウクライナへのロシア軍軍事侵攻の中止を!日本カトリック正義と平和協議会責任司教 ウェイン・バーント司教委員一同賛同 社会司教委員会委員長 勝谷太治司教 昨日(2月24日)、日本時間正午、ロシア軍がウクライナ軍事侵攻を開始しました。すでに両軍のみならず、民間人にも死傷者が出ていることが伝えられています。また、ウクライナ国境地帯にはチェルノブイリ原子力発電所があり、ロシア軍に制圧されたとの情報も伝えられ、大変心配です。今後さらに死傷者が増えること、まして核兵器が使用される事態は、何としても防がなければなりません。 ロシアのウクライナ侵攻は、国際法に反します。 武力では真の問題解決はありません。戦争によっては、いかなる平和も勝ち取ることはできません。 今日は、いまから41年前、当時のローマ教皇聖ヨハネ・パウロ二世が、原爆投下から36年たった広島で『平和アピール』を発表した記念すべき日に当たります。いまいちど、そのことばに耳を傾けましょう。 戦争という人間がつくり出す災害の前で、「戦争は不可避なものでも必然でもない」ということをわれわれはみずからに言い聞かせ、繰り返し考えてゆかねばなりません。人類は、自己破壊という運命のもとにあるものではありません。イデオロギー、国家目的の差や、求めるもののくい違いは、戦争や暴力行為のほかの手段をもって解決されねばなりません。人類は、紛争や対立を平和的手段で解決するにふ…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(4)

■【2022年2月24日、世界改革教会共同体から加盟教団に宛てられたメッセージ】「悪から遠ざかり、善を行い、 平和を願って、これを追い求めよ。」ペトロの手紙一3:11(聖書・新共同訳)キリストにある姉妹および兄弟のみなさんロシアによるウクライナへの攻撃をもって、戦争の危機がふたたびヨーロッパで燃え始めています。このたびの軍事的な急襲によって、ヨーロッパ大陸全体で、そして実際全世界にわたって、平和が脅かされています。世界のキリスト者共同体は、この緊急かつ急展開の危機を注視し連帯することが求められています。 「悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求め」るよう聖書から励まされるにつれ、私たちは、今回のように挑発されてもいないなかでの一方的な攻撃を、悪しきことと考えます。そして、これ立ち向かうためにできる限りの努力をするとともに、影響を被っている人々を支援する準備を行います。 私たちは、加盟諸教団、パートナー、そして信仰をもつすべての人々に、平和のために祈り、ウクライナ侵攻をただちに停止することにむけて祈ることを呼びかけます。    さらにまた私たちは、ルーテル世界連盟、世界メソジスト協議会、そして欧州教会会議と共に、3月3日・灰の水曜日の17時(日本時間)に開催する、ウクライナのために祈るオンライン礼拝へと皆さまをお招きします。ウクライナの人々と諸教会との世界規模の連帯のしるしとしとなる礼拝です。以下のリンクから、参加登録が可能です。 https://us06web.zoom.us/web…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(3)

■日本キリスト教会大会議長ロシアによるウクライナ侵攻に反対します 「悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求めよ」(ペトロの手紙一 3 章 11 節)平和を愛するすべての人々へ    このたびのロシアによるウクライナ侵攻は、明白な侵略行為であり、これまで人類が多くの犠牲を払って築き上げてきた近代社会の「自由」「平等」「平和」「人権」を重んじる努力を踏みにじるもの、また『国連憲章』(第 7 章 平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動)にも違反した国際法違反行為です。わたしたち日本キリスト教会は、「愛と義と平和の主」に従う者として、このロシアの侵略行為に反対を表明し、以下のことを求めます。また平和を愛するすべての人々が、この祈りと訴えを共にしてくださるように願います。1 ロシア政府が、ウクライナ侵攻をただちに停止し、ウクライナから軍隊を撤退させること。2 ロシア政府が、今後も「力による現状変更」の企てを放棄すること。3 そのために、国際社会が団結を示し、非暴力的な手段を用いてロシア政府にさまざまな圧力をかけ、平和構築のための建設的な議論の席につかせること。4 ウクライナ国民すべての安全が保障され、主権が回復されること。5 戦争避難民を周辺諸国が積極的に受け入れ、平和秩序が回復されるまで保護すること。6 そのために必要な援助を、国際社会が行うこと。また、わたしたちはウクライナの人々に連帯の意思を表明します。困難な状況の中にあるすべてのウクライナ国民の上に神の慰めと励ましを祈りま…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(2)

■バプテスト連盟理事会「ロシアのウクライナ軍事侵攻に深く憂慮し平和を切に求める祈り」 主よ、平和をわたしたちにお授けください。わたしたちすべての業を成し遂げてくださるのはあなたです。イザヤ書 26 章 12 節 わたしたちの先祖はあなたに依り頼み依り頼んで、救われて来た。助けを求めてあなたに叫び、救い出されあなたに依り頼んで、裏切られたことはない。詩編 22 篇 5 節~6 節 平和の主よ、私たちは、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に深い憤りと悲しみを覚え、この軍事行為が一刻も早く終わり、かの地に住む人々に平和が戻ることを切に祈り求めます。ウクライナの独立国家の主権を踏みにじり、ロシア自ら署名したミンスク合意を破棄して、多くの市民の命を奪い、人々が大切に耕してきた地を血で染める軍事的暴挙が、あなたの正義によって正されますように。今、この時、戦争という暴力により、命を脅かされ、恐怖の中に逃げ惑う人々のかたわらにあなたがいまし、一人ひとりの命を御手の中にお守りください。ロシアの指導者、ウクライナの指導者、そして、世界の為政者たちが戦争という暴力による解決ではなく、対話による解決の道へと導かれますように。そして、戦地に立たされた兵士たちが、無益な争いから解放されますように。主よ、平和のために声を上げる人々の、叫びと祈りを、どうぞ受け止めてください。平和を願う人々の願いと、祈りが連帯し、その声があまねく響きますように。そして、あなたの平和が実現しますように。日本、そして、世界中の国々が、ウクライナとロ…

続きを読む

ウクライナに関するキリスト教界からの声明など(1)

■NCC議長・総幹事声明武力侵攻を止め、平和の対話を―ロシアのウクライナ侵攻に対する NCC 声明文―(日本キリスト教協議会)220225日本キリスト教協議会は、ロシア軍がウクライナに対して武力侵攻を開始したことに対して強く抗議します。プーチン大統領の判断のもとに、日本時間本日未明、ロシア軍はウクライナの軍事インフラや主要都市に向かって空爆やミサイル攻撃を開始し、また地上部隊や特殊部隊の展開を始めました。その結果、市民も巻き込みながら多くの死亡者を出す流血事態となり、ウクライナの避難民が国境を越え逃げまどっていることに、わたしたちは世界の人々と共に深い悲しみを覚え、大きな怒りを禁じえません。プーチン大統領は、去る 2 月 21 日に、2014 年にウクライナ南部クリミア半島問題をめぐり起こったウクライナ東部紛争の終結のためにつくられた「ミンスク合意」(2015年 2 月)の破棄を宣言し、ウクライナ東部の親ロシア派地域を「共和国」として独立することを承認したことを遺憾に思います。ロシアは、このミンスク合意に立ち帰らなければならず、また 1994 年にロシアがウクライナの独立と主権を尊重することを約束し署名した「ブダペスト覚書」を想起しなければなりません。この驚愕のロシアによるウクライナ侵攻の事態を前に、わたしたちは世界のこの 30 年の歩みを振り返ります。1991年の冷戦体制崩壊後、世界はその後も軍事力増大に依存した「安全保障」論にひそむ冷戦時代の相互不信と敵意の亡霊から解放されず歩んできたことを、…

続きを読む

連帯アピール

第56回なくせ!建国記念の日・許すな!靖国国営化2.11 東京集会に参加された皆さん  新型コロナウイルスの蔓延状況のもとで、今年も、都内で、そして全国で、それぞれのかたちで2.11集会がおこなわれています。  私たち〈「紀元節」と「天皇誕生日奉祝」に反対する2/11―2/23実行委員会〉は、今年も講演集会とデモに取り組んでいます。同じく例年の行動を持続しておられる皆さんの集会に対して、連帯のアピールを送ります。  私たちは、2・11と2・23を、一連の行動として取り組んでいます。日本社会では、「神武」にはじまる「天皇の歴史」が、とりわけ近世から近代にかけての、当時の「先進国」からのインパクトを経て、神話など事実の捏造を含めて真偽取りまぜ、種々雑多なコンクリートとなって、今なお批判を受けつけない硬直した歴史観や人間観を形づくっています。2・11がその天皇制国家の起源の「神話」を語り継ぐ日であるならば、2・23は、神武を初代とする「126代天皇」徳仁の誕生日を祝うことによって、現在に続く天皇制国家の存続を祝う日です。  天皇「代替わり」を経て、コロナ状況において徳仁天皇の行為は、明仁時代のように突出したものであることはできません。また、秋篠宮の娘の結婚問題や、いわゆる「皇位継承」の安定化をめぐって、天皇一族をめぐる議論も錯綜しています。私たちはいま、この二つの「記念日」が、現実の中でどのような役割を果たしていくことになるのかを考えながら、天皇制の現在に対抗する行動をつくりだしてゆきたいと考え…

続きを読む

2022年2.11集会 集会宣言

集 会 宣 言 第56回なくせ!建国記念の日・許すな!靖国国営化 2・11東京集会宣言文案  わたしたちは本日、「なぜやめられない天皇制」をテーマに56回目の2.11集会をオンラインにて開催いたしました。  残念ながらコロナ禍にあって、一堂に会しての開催はできませんでしたが、改めて本集会の根本テーマである「天皇制とどのように対峙し、何を目指していくのか」について考えることができました。  昨年、コロナ禍にあって政府は、「世界の平和のために」という名の下にオリンピック開催を強行し、多くの人々の命を危険にさらしました。そして今も、さらに急拡大するコロナ禍にあって、経済を優先し、コロナ禍で苦しむ多くの人に向き合おうとしていません。このことは、過去の侵略戦争から現在に至るまでの状況と変わらないどころか、ますます悪化していると言わざるを得ません。  昨年発足した岸田政権は、「一人一人の国民の声に寄り添い、その多様な声を真摯に受け止め、かたちにする、信頼と共感を得られる政治が必要である。」としています。しかし、「寄り添う」どころか、ますますかけ離れてしまっています。  憲法改悪の動き、「日の丸・君が代」に反対する教員に対する処分、沖縄の人々に対する基地化の強制、「外国人」に対する非人道的な扱い、社会における貧困・格差の拡大等々、危惧すべき状況です。  私たちは、「特別な存在をつくり上げる「天皇制」」ではなく、「一人ひとりの命が尊重される社会」を選択することが必要なのではないでしょうか。  …

続きを読む

2022年2.11集会 基調報告集

1教育2選挙3天皇制4沖縄レポート5韓国レポート6憲法7軍事8原発9コロナ禍と経済10外国人労働者問題11建国記念の日  ※ リンクをクリックしてお読みください(新規ウィンドウが開きます)

続きを読む

基調報告──教育

教   育 東京オリンピック・パラリンピック(オリパラ)は、コロナ感染症の拡大により危機的状況の中で2021年強行されました。とりわけ、「オリパラ・学校観戦」については、「コロナ感染拡大」を理由に、無観客としたにもかかわらず、「子どもたちに五輪のレガシーを残したい」「オリパラ教育の集大成」を理由として、実施することを決定しました。 都教委は2016年度から「学習指導要領の目標を達成させつつ」35時間/年、都内全公立学校で取組みを始め、「オリパラ教育において育成すべき5つの重点資質」として①「ボランティアマインド」②「障害者理解」③「スポーツ志向豊かな国際感覚」④「日本人としての自覚と誇り」を繰り返し強調しました。 学校は、都教委発行の「オリパラ教育」(冊子)を通して、「国旗・国歌の意義」、「有名選手の活躍や、諸外国と競い合う日本人選手の活躍」を紹介し、「日本人としての自意識を持つ」ことを指導しました。しかし、パラリンピック教育で強調する「共生社会」「障害者理解」とは、「障害を持っていたとしても、自分の努力で能力を開発し成長できる」(橋本組織委員会委員長)というものでその考えは、「愛国心」教育とともに、新学習指導要領のもう一つの柱である「能力主義教育」と相通ずるもので、共に生きることで学ぶ「インクルーシブ教育」による「理解」とは別のものでした。 2021年になってからコロナ感染症拡大の中、市民の中で学校観戦反対の声が高まり、各地で粘り強い運動が展開され、多くの自治体が観戦中止を決めました。7月9日「…

続きを読む